【活動報告】認定栄養ケア・ステーション ファンスタディより
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11月27日(木)の夕方、長門湯本温泉にある「玉仙閣」にて、下関短期大学 栄養健康学科の1・2年生26名、そして先生方7名の皆様をお迎えし、講演を行いました。
温泉地の食事会場という、普段の講義室とはまた違った温かい雰囲気の中、16時30分よりスタート。 「栄養士・管理栄養士の仕事・働き方」をテーマに、これから栄養のプロを目指す皆様へ、私自身の経験と想いを全力でお伝えしました。
お話ししたのは、きれいな成功談ばかりではありません。 学生時代の出産、資格取得後に「調理員」として現場で感じた葛藤、そこから「ないなら作るしかない」と踏み出した起業の道——。 そんな実体験を通じ、業務のリアルや将来性、そして管理栄養士という資格が持つ無限の可能性についてお話しさせていただきました。
真剣な眼差しで耳を傾けてくださった学生の皆様にとって、今回の時間が、将来のキャリアや働き方を描く一つのきっかけになれば嬉しいです。
長門まで足を運んでくださった下関短期大学の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
学生の皆様からいただいた声はこちら
・講義内容は、単に栄養士や管理栄養士としての将来のあり得るべき姿のひとつを提供したのみならず、人生を過ごす意味での指針を提供したものであると感じられた。
AIに作用されるのではなく、AIを上手く使いこなし、本来の栄養士のミッションのひとつである栄養指導を通じて喫食者の行動変容をもたらすことが最重要であると再認識させられた。
・長井先生の講義では、長井先生が子育てをしながら大学生活を送り、保育園勤務、ファンスタディを立ち上げて今に至るまでのお話を聞きました。私はそのお話を聞いて、長井先生はすごいと思いました。
出産した次の月から管理栄養士国家試験の勉強を始め、合格、大学を卒業したところ、ファンスタディを立ち上げたところもそうですが、何よりすごいのは新しいことにチャレンジできるところだと思います。
「前例がないなら私が前例になればいい」と長井先生はおっしゃいました。私は何かしようとするとすぐ失敗した時のことを考えて躊躇ってしまいます。なので、新しいことを恐れずチャレンジしていく長井先生の勇気を見習いたいと思いました。
また、試験の時に先生が母と妹に協力を求めたように、周囲に助けを求めることができる勇気もすごいです。
・長井彩子先生の講義では、伝える力と人との関わり方の大切さを改めて学びました。先生の話はとても分かりやすく、実際の経験に基づいた説明が多かったため、内容が具体的でわかりやすかったです。
また、交流の深め方がとても上手いなと感じました。先生方が言った通り元気をもらえました。
講義を通して、人に思いを届けることの難しさと面白さを実感しました。
・長井彩子先生のお話の中で特に印象に残ったのは、大学在学中に妊娠・出産・育児を経験しながら勉強を続け、卒業と管理栄養士資格の取得を成し遂げられたというエピソードである。
とても大変な状況でも夢を諦めず努力し続けた姿は本当に強く、話を聞きながら胸が熱くなった。
また、「お世話になった人のおかげでモチベーションになり、絶対に受かりたいと思えた」という先生の言葉には重みがあり、努力を支えるのは環境よりも“想い”なのだと感じた。
私も、おじいちゃんや友だちにいつまでも健康でいてほしいという気持ちから管理栄養士を目指しているため、先生の経験や思いに少し重なる部分があり、今後の自分の努力の支えになると感じた。
・長井先生が管理栄養士として就職された際に辞令に調理員と書いてあったことを知り、栄養士や調理員の仕事の違いを知らない人が多いことを学びました。
私も栄養士を目指し始めて、管理栄養士と栄養士の違いを学んだので、このような現状も少し納得してしまいました。
そこから長井先生は管理栄養士の国家試験対策を行う上で、合格するまでではなくその後の活躍を見据えることを大切にされていると学びました。
また、栄養相談や食育講座、ミールキットの提供など、管理栄養士を目指す人のサポートをしながら、地域の方の健康のサポートも両立して行われていることに驚きました。
長井さんの、その時にできることを全力でという言葉と、前例がないなら作るという言葉をお聞きし、私ももっと自発的に考えていきたいと思いました。
・私自身、勉強の成果が実際の実習に活かすことができていないと感じていました。
お話を聞き、少しずつでも目標のために努力を行い、単に知識を身に着けるだけでなく専門的技術なども活かし、患者さんに対してどうすることができるのか、どう伝えることで患者さんの今後のためになるのだろうかと考えて、残りの時間を有意義に過ごしていこうと感じました。
AIの使い方についても見直さなければならないと思います。
さらに、理想の自分になるために過去に事例がないなら作ればいいんだよという言葉がとても心に残りました。
私自身、過去事例がないときは流されてしまったりし、自分の意見を言えずに終わるという経験をしました。
今回のお話を聞いて、自信をもってより勇気をもって一歩踏み出してみることを行ってみようと思います。
仲間とともに残り少ない時間ではありますが、一人ひとりと向き合い生活していきます。
・長井彩子先生の講義では、先生の管理栄養士という資格、職業に対する熱い思いを直接伺うことで、自分たちのおかれている立場や役割、自分たちにしか出来ないこととはなんだろうと深く考えるきっかけになりました。
生徒にも発言の機会を与えてくださり、双方向で進む体験的な講義だったため、自分の考えを整理しながら学びを深められました。
自分の思い通りにならないことがあった時でも億さず行動する開拓者精神や、どんな状況でも楽しくあろうとする姿勢からは、栄養士としてのあり方だけでなく、人生そのものへの学びとなりました。
将来、専門職としてどのように行動すべきかを考える良い機会となり、学びを実践へつなげたいと思いました。