2016年 8月 03日
「レチノール活性当量って何ですか?動画で解説!」
今日の1日1問
問題:こんにゃく製造の際の凝固に使用されているのは?
答えとゴロソングは、最後♪
昨日のクイズについてです。
食品成分表を見ると、全卵(生)のビタミンAのところには、
レチノール140
αカロテン0
βカロテン3
β-クリプトキサンチン28
β-カロテン当量17
レチノール活性当量150
なんか、こんなにもいろいろと書いてあります。
単位は、μgと書いてあります。
「卵に含まれるビタミンAってどのくらい?」という質問に、
あなたなら、どう答えますか?
食事摂取基準との兼ね合いを考えると、
「レチノール活性当量150」と答えることが正解となります。
では、そもそもレチノール活性当量って何なんでしょう!?
ビタミンAとは、レチノール、レチナール、レチノイン酸などの総称です。
さらに、体内でビタミンAに変換されるものがあります。
それがプロビタミンAです。
プロビタミンAには、β-カロテン、α-カロテン、β‒クリプトキサンチン、その他のプロビタミンAカロテノイド(50種類ほど)があるのです。
プロビタミンAは体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。
ただし、プロビタミンAが、すべてビタミンAに変わるというわけではありません。
生体利用率が違うのでそれらを考慮する必要があるのです。
例えば、β-カロテン の場合は、12μg が、レチノール 1μg に相当する、つまりβ-カロテン生体利用率は、レチノールの1/12ということなのです。
これらをまとめて、体内でどれくらいビタミンAのレチノールとして活躍するかを示すのが、「レチノール活性当量(μgRAE)」です。
ただし、この計算式(表し方)は、日本人の食事摂取基準2015年版と
日本食品標準成分表2015年版七訂(以下、食品成分表)で少し違います。
「あー!もう苦手!その話!」という方!
ぜひこの続きは、動画でご覧ください^^
https://youtu.be/_QqyAfBskpI
(栄養士さんも管理栄養士さんも知っておくべき知識です!)
今日の1日1問
問題:こんにゃく製造の際の凝固に使用されているのは?
答え:水酸化カルシウム
これを覚えるゴロ合わせソングは?こちら↓
https://youtu.be/WPuotuUg1NQ