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2016年 9月 07日

「日本食品標準成分表2015年版inひじきの鉄」

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今日は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について。

2010年版からどこが変わったのか?触れていきますね♪

 

日本食品標準成分表2015年版(七訂)のひじきの項目に、

ステンレス釜製品と鉄釜製品での数値ができたこと、ご存知でしょうか?

 

ほしひじきのステンレス釜、乾での鉄の含有量は、6.2mg/100g

ほしひじきの鉄釜、乾での鉄の含有量は、58.2mg/100g

大きな違いですよね。

 

ちなみに、日本食品標準成分表2010では、ひじきの項目は「ほしひじき」のみで

鉄の含有量は、55.0mg/100gとされています。

 

ひじきの鉄の値は減ったのでしょうか?

文部科学省のページでは、このように記載されています。

 

「ひじきの鉄分に製品ごとに大きなばらつきがあることや、

ひじきの鉄分が製造工程に由来するとの文献などに基づき、製法の異なるひじきを分析しました。

その結果、ステンレス釜製品と鉄釜製品の間に有意な差があったため、

食品を細分化して収載することとしました。」

 

では、家で鉄鍋を使えば、食品に鉄が吸着するのでしょうか?

文部科学省のページでは、このように記載されています。

 

「日本食品成分表2015年版(七訂)の「鉄釜」とは、

ほしひじきの製造工程において、原藻を長時間煮る「製造用の釜」であり、

ご家庭で調理に用いる「鍋」ではありません。

通常の調理で鉄鍋を使用した場合については調査していません。」

 

その他のQ&Aも、ぜひご覧くださいね↓

http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/__icsFiles/afieldfile/2016/04/01/1357804_QA_Draft.pdf

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2016年 9月 05日

「機能性表示食品って何?」

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今日は、食品表示法ができることにより新規で誕生した「機能性表示食品」についてみていきましょう!

 

これまで健康の維持・増進をうたえる食品は栄養機能食品と特定保健用食品のみでしたが、

企業の責任で科学的根拠に基づき健康の維持・増進をうたえる食品として、

機能性表示食品制度が新設されました。

 

Q.健康の維持・増進をうたえる食品って、具体的にはどんなことをうたえるのですか?

A.「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」

このような健康の維持及び増進に役立つ食品の機能性を表示することができます。

 

Q.位置づけは?

A.保健機能食品の1つに位置づけられます。

つまり、保健機能食品=特定保健用食品+栄養機能食品+機能性表示食品

 

Q.機能性食品には、特定保健用食品のようにマークがあるのですか?

A.いいえ、機能性食品は、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。

よって、消費者庁長官が許可したマークは無く、

逆に消費者庁長官が個別に審査等をしているかのような表示をすることは、禁止されているのです。

 

あたらしくできた機能性食品を知るついでに、

特別用途食品、特定保健用食品、栄養機能食品も、

もう一度学んでおきましょう!

9月9日公開!

つなげて学ぼう5で♪


 

2016年 9月 02日

「その表示は、食品表示法に基づいている!」

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あなたが、お店で買って食べているその食べ物に書いてある表示をご覧ください。

それは、何という法律に基づいて表記されているか、分かりますか?

それは、食品表示法に基づいて表記されています。

これまで食品の表示は、

・賞味期限や保存方法は、食品衛生法に基づいて表記しましょう

・原材料名や内容量の表示は、JAS法に基づいて表記しましょう

・エネルギー、たんぱく質、脂質などの栄表表示は、健康増進法に基づいて表記しましょう

と、同じ食品に表示しようとした時、

何を表示するのか、表示する内容によって管轄の法律が違ったのです。

 

これらの「食品に表示する際のルール」を、

1つに統合しよう!

そんな目的で「食品表示法」が平成27年4月1日から施行されました。

 

食品表示法については、つなげて学ぼう5で学びます。

食品表示法ができて、どう変わったのかが分からない方は、ぜひ

つなげて学ぼう&アニメに戻ってみてください。

 

さて、あなたはこのメルマガで「何の為に食品表示法ができたの?」という質問には回答できるようになっているはずです。

次回は、食品表示法ができることにより新規で誕生した「機能性表示食品」についてみていきましょう!


 

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