2016年 10月 04日

「「人だから強化要因」などと解くと、ひっかかってしまう」

栄養教育論は、ストーリーで解く!

Dots面談でも最近栄養教育論のご質問が多くなっています。

例えば、プリシード・プロシードモデルの強化要因、実現要因、準備要因の区別について。

 

まずは、プリシード・プロシードモデルが何なのか。

プリシード・プロシードモデルは、何のためにあり、どういう時に使うのか。

リアルで考えてみよう! 

 

例えば、「この富山県を健康にしたい!」と考えた時に、

まずは富山県のことを調べ、それに合わせて計画を立てて実行して評価してそれをまた生かしますよね。 

じゃあその計画を綿密に立てる必要がある! 

そのためのアセスメント方法が、強化要因、実現要因、準備要因です。 

 

準備(前提)要因:現状把握 

↑富山県の現状に合った計画にしなければならない 

実現要因:計画実行に必要なもの 

↑教室をやろうと思えば先生や場所が必要 

強化要因:その集団が変わることができたとしても、変わった状態を維持できるか(リバウンドしないか) 

↑ただ実行して終わりなら主催者の自己満足。実行した後の日々の生活を変え続けることにつながる計画になっているかまで把握した上で計画を立てることが必要。

このように、「自分がそれをやる」という立場で考えます。

では、実際に問題を解いてみましょう。


27-107地域において、栄養成分表示を参考にする人を増加させる取組みを計画している。プリシード・プロシードモデルに基づいて行うアセスメントの項目と、その内容の組合せである。正しいのはどれか。lつ選べ。 

(5) 行動とライフスタイル—栄養成分表示を実施している飲食店数 

(5) × 実現要因(計画実行に必要なもの)—栄養成分表示を実施している飲食店数飲食店数 

 

うめちゃんさんが面談で、これは実現要因ではなく強化要因と考えられました。

ですが、この取組の目的は、「栄養成分表示を参考にする人を増加させること」です。

地域において、栄養成分表示を参考にする人を増加させようとしたところで、 

もし、栄養成分表示を実施している飲食店数がゼロだったとしたら、 

栄養成分表示を参考にする人を増加させることはできませんよね。 

管理栄養士に合格する人を増やそうとしたときに、管理栄養士国家試験が無いようなものです。 

 

ということで、栄養成分表示を実施している飲食店は、計画実行に必要なもの。

実現要因となります。

 

具体例に載せる、極端に考えてみる、置き換え言葉を使う、ストーリーに乗せる。

1つの単語から「人だから強化要因」などと解くと、ひっかかってしまう分野です。

きちんと勉強して、理解して解けるようになった方がラクです。


そしてストーリーで学ぶアイテムが、栄ちゃん紙芝居♪

明日へ続きます!ご参加お待ちしています↓

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