2012年 2月 23日

「なぜ、それがあるのか。存在する意味を知る」 「なぜ、それがあるのか。存在する意味を知る」

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長井は、つねに「理解しながら勉強する」ということをお伝えしていますが、その「理解する」ということのヒントの1つ、「なぜ、それがあるのか。存在する意味を知る」ということをお伝えします。

例えばグルコース-アラニン回路について学んでいたとしましょう。

グルコース-アラニン回路とは、筋肉によってグルコースから作られたアラニンというアミノ酸を肝臓に渡し、アラニンを肝臓で糖に変え筋肉に戻すという回路です。

このようなことは、図を見て理解するのですが、グルコース-アラニン回路は何のために存在するのか、ということを考えます。

すると、グルコース-6-ホスファターゼという酵素を持たず、細胞内でグルコースを作ることができない、つまり、糖新生をすることができない。

そんな性質を持つ骨格筋に、糖を補給するためにある回路であることがわかります。

いかがでしょうか? グルコース-アラニン回路について、ご自身の中で腹に落ちた感覚がしませんか?(ぜひ、お手持ちの参考書の図を見ながら、もう一度読んでみてください)

「なぜ、それがあるのか。存在する意味を知る。」ということ。

意識しながら勉強することをおススメします(^-^)