2012年 6月 26日

「小手先のテクニックは通用しなくなる」

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・a,b,c,dの選択肢から2つの正文を選ぶ問題では、1つの選択肢さえ分かれば答えはいくつかに絞られる

・すべて、絶対に、必ずなどが含まれる問題は、ほとんどが誤り


このような、小手先のテクニックはよく聞きます。

知っておくに越したことはありませんが、小手先のテクニックはだんだんと通用しなくなると思われます。


実際に、第26回の国家試験ではa,b,c,dの選択肢から2つの正文を選ぶ問題は姿を消しました。

すべて、絶対に、必ずなどが含まれる問題は、ほとんど見られませんでした。

私はメディカ出版さんにおいて模試試験の制作に携わらせていただいていますが、すべて、絶対に、必ずなどが含まれる問題は作成しないように指示を受けています。

さらに昔には問題文は「誤っているのはどれか」が多かったのに対し、今は「正しいのはどれか」が多くなっています。

「正しいのはどれか」に比べ、「誤っているのはどれか」は、比較的解きやすいですよね。


このように、管理栄養士国家試験は小手先のテクニックや丸暗記がどんどん通用しなくなっているように感じます。

管理栄養士を養成する側も、「質のよい管理栄養士」を望んでいるはずなので、小手先のテクニックで答えを導き出すことができるようなことを見つけると、方法を変えていくのではないでしょうか?


受験勉強を、「6割とるための国家試験対策」ではなく、「合格した先まで見越した、質のよい管理栄養士になるための勉強」としていくことが、合格への近道のように感じます。

早く勉強をスタートすると、そのような余裕を持った勉強ができます。


国家試験の勉強が、管理栄養士としての人生を左右させるといっても過言ではありません。

人生の中の数少ない受験勉強という期間を、すばらしいものにし、これから先の管理栄養士としての人生にも生かしていけるといいですね(^-^)