2016年 10月 12日

「食事療法の数字が覚えられない方へ」

 

さて、今週末は東京セミナーに続き、名古屋セミナーです!

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メルマガで、会員専用ページのちょこ勉動画を使いながら、予習していきましょう!

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みなさん突然ですが、私が食塩を1日20g摂っていると言うと、びっくりしますよね?

それは、みなさんの頭の中に、食塩の摂取量と言えば、1日10g弱という常識があるからです。

じゃあ、過去問に出題される食事療法の数値のすべての栄養素において、

頭の中に「常識」をつくってやると・・・?


その数字を見る事で、「多い」「少ない」の判断ができます。

 

食事療法の勉強において必要なことは、それだけではありません。

例えばこの問題。



63歳、女性。週3回血液透析を受けている。

身長158cm、ドライウェイト52kg(標準体重55kg)、血圧160/92mmHg、無尿、透析間体重増加量は中2日で3.0kg。

透析前の血液検査では、血清クレアチニン値9.1mg/dL、血中尿素窒素値86mg/dL、血清カリウム値5.5mEq/L、血清リン値6.0mg/dLであった。

食事指導時に目標とする栄養素量等である。

(1) たんぱく質量 40g/日

答え

× 透析をしているのに、「普通」の1g/kg標準体重/日より、明らかに少ないので×。

透析をしているので、極端なたんぱく質制限は必要ありません。

 

このように、暗記だけに頼らず考えて問題を解けるようになるためには、

・たんぱく質の摂取量の「普通」が頭の中にあること

・腎臓の機能が頭の中にあること

・透析とは何なのか、理解していること

 

このような知識が必要です。

その中の栄養素の「普通」を頭の中につくることに役立つ「ちょこ勉動画」が、こちら!

日本人の食事摂取基準2015年版~2010年版と比較しながら学ぶ~ 6:57

https://www.youtube.com/watch?v=X5LrRx-_KSI

 

ぜひお楽しみください!

 

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