2015年
1月
08日
国家試験まで、あと73日!
■今日のQ&A
Q.第20回-196の選択肢cについてです。
195番で、この問題の患者は、代償性肝硬変と分かっています。
選択肢cは、「分枝アミノ酸摂取を制限する。」で、
解説は、「× 分枝アミノ酸を投与する。」となっていますが、
分岐アミノ酸を補給するのは非代償性肝硬変ではないですか?
代償性肝硬変でも分岐アミノ酸を補給するのですか?
A.「肝硬変の時は、分枝アミノ酸を投与する。」と
考えていただければOKです。
この患者の場合、フィッシャー比は2.5と軽度低下がみられます。
また、低アルブミン血症も出現していることから、
分枝アミノ酸の摂取を高めて
アミノ酸バランスと低アルブミン血症の是正をはかる必要があります。
肝硬変の場合、
たんぱく質を制限しなければならない事や、
肝機能が低下していることから、
低アルブミン血症がみられます。
分枝アミノ酸の摂取を高めることで、
蛋白摂取量の不足を補い
低アルブミン血症の是正をはかることができるのです。
ですが、このフィッシャー比をみて
低下していると分からなくても、
肝硬変なので分枝アミノ酸を「制限する」ということは
無いということが分かり、
問題が解けると思います。
—–
今回の場合、
「制限する」と来ている時点で、
×だと分かります。
わざわざ制限する必要は、
ありませんよね。
惑わされず、
解くための勉強を、
進めていく。
そんなアドバイスも、させていただきます!
「ファンスタディの管理栄養士講座」
https://eiyousi.net/
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■今日の一言
「願書を出そう2-受験を迷うあなたへ-」
受験資格が無いから、
ではなく!
受験資格は、あるけれど、
受かる自信が無いから、
受けようかどうか、
迷っています。
そんなご相談を、
毎年のようにいただきます。
そんな方には、
必ず、
「受験しましょう!!」
そうお伝えしています。
もちろん、記念受験では、ありません。
受かる気で、
受験してください。
このまま諦めて、
第30回国家試験まで、
「たっぷり時間のある人」となるか。
第29回国家試験まで、
時間は無いけれど!
「短い時間で合格を目指す人」となるか。
どちらが力が付くか。
一目瞭然ですよね!
受験しておいた方が良い理由は、
これだけではありません!
明日へ続きます!
2015年
1月
07日
国家試験まで、あと74日!
■今日のQ&A
Q.バソプレシンは、
下垂体の後葉から分泌される。
バソプレシンは、
集合管・遠位尿細管での水の再吸収促進し、
尿量を濃縮し、減少させる。
というのがありました。
テキスト3-102に
水の吸収は近位尿細管の他に
ヘンレ係蹄下行脚、遠位尿細管、集合管で
再吸収されると記載されています。
バソプレシンは
水の再吸収を促進し
尿量を減少させる働きがあるのであれば、
集合管・遠位尿細管だけではなく、
近位尿細管、ヘンレ係蹄下行脚も含まれますか?
A
これはあいまいな部分で、
教科書によって回答が異なりました。
バソプレシンは
主に集合管に作用して
水の再吸収を促すホルモンですが、
遠位尿細管やヘンレ係蹄上行脚にも
バソプレッシン受容体は見つかっているようです。
なので、曖昧な部分であるということを
理解された上で集合管に
主に作用すると理解しておいていただけますと幸いです。
—–
正しい答えは、
1つではない。
そんな事も、
少なくありません。
惑わされず、
解くための勉強を、
進めていく。
そんなアドバイスも、させていただきます!
「ファンスタディの管理栄養士講座」
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■今日の一言
「願書を出そう1」
第29回管理栄養士国家試験の、
受験願書受付期間。
覚えていらっしゃいますか?
平成27年1月9日(金)~1月16日(金)
もうすぐです!!
まさか!
まだ願書を用意していない方、
いらっしゃいませんよね!?
いやいや、
私と同じ、
のんびりタイプさんがいるかもしれないので、
願書に関する情報を
お届けしておきます^^
—-
万が一写真が剥れてしまった時の為に、
写真の裏に撮影日と名前を書く事を
忘れないように!!
これは写真を貼る所に書いてあります。
そして収入印紙を貼り、
封筒に送り先と
自分の名前などを書いた紙
(これもダウンロードできます)を貼って
必要書類を封筒に入れて出来上がりです。
—-
第28回で合格した、
ファンスタディ管理栄養士の
「はるっち」さんが教えてくれました!
これ以外にも
大切な情報が!
ぜひはるっちさんのブログ、
チェックしてみてくださいね!
http://ameblo.jp/k-chiharunoblog/entry-11969405990.html
そして、受験を迷うあなたへ。
明日からメッセージを送ります。
迷えなくなると思うので、
願書を準備しながら、
明日をお待ちくださいね!
2014年
10月
16日
いただいたご質問に回答させていただきます!
—いただいたご質問—
自分専用問題で問題を解いているのですが、
プリシードプロシードモデルの準備要因、実現要因、強化要因を判断する問題に毎回つまづいてしまいます。
例えば・・・・
対応する過去問題(第27回-107)での自分専用問題
栄養成分表示の利用をサポートする人の存在を調べることは、
プリシード・プロシードモデルに基づいて行うアセスメントの項目のうち、( )である。
解答は実現要因なのですが、私にはどうしても強化要因に思えてしまいます。
実現要因・・・保健資材入手の可能性
強化要因・・・周囲の人からの支援・その行動が続くよう働きかける
と覚えているのですが、サポートする人の存在と書いてあると、
周囲の人からの支援ではないのか?
なぜ実現要因になるのか・・・と毎回悩んでしまいます。
何か良い判断材料がもしありましたら、教えて頂けたら・・と思います。
—長井の回答—
実現要因は、そのプログラムが実現できるか、
強化要因は、その人が変わることができたとしても、
変わった状態を維持できるかという事だと思ってください。
例えば、第27回-107は地域において、
「栄養成分表示を参考にする人を増加させる取組み」において、
栄養成分表示の利用をサポートする人、
つまりそれを教える先生がいなければ、取組みは実現できません。
よって、実現要因となります。
実現要因は、そのプログラムが実現できるか、
強化要因は、その人が変わることができたとしても、変わった状態を維持できるかという事。
覚え方をこのように変えてみてください。
また、栄養教育論は、消去法で解くことがポイントです。
具体例に置き換えてみることと消去法で解くことを意識してみましょう!
また、栄養教育論セミナーに出席された方は、
「キーワード」をしっかりと覚えるように意識してくださいね!