2018年9月

2018年 9月 11日

症例紹介:仏壇のお供え物×糖尿病、ラポールの形成

先日の桑原医院での栄養指導での出来事。
糖尿病の患者さんが仏壇のお供え物のお菓子を他の人にあげることはできず、
もちろん捨てることもできずに、すべて自分で食べてしまう。
これが糖尿病の悪化の原因になってしまっているという話題になりました。
その話題の続きから、代々引き継いできたお仏壇の打敷を傷つけてしまったという話題になりました。
患者さんは、そのことをとても気に病んでいらっしゃる様子でした。

 

そこで2度目の栄養指導の際、打敷の修理について業者に問い合わせをした結果について報告をすると、
とても喜んでいらっしゃり、3度目の栄養指導の予約もスムーズに進んだとのことでした。
「ラポールの形成」ですね・・・!

 

テレビ、インターネット、友人・・・
様々な方から入ってくる情報。
自分自身の食事への関心の低さなど。
これらに対応しようとした時に、「この人の言う事なら聞いてみようかな」と思える
ラポールの形成ができているか。
最終的にはこれに尽きると感じました。
そしてラポールの形成の方法としては、食事に限ったことではなく、その人が何を大事にしているかということ。
現場からそう学ばせてもらいました。

 

9/30(日)に東京で開催する栄養教育論セミナーでは、
現場で実際に聴いた会話などを参考に、
モデルや理論をどう使うのか?
会話の例を挙げながら学んでいただきます!

 

栄養教育論の問題で出ることを、実際に使えるか?
この視点で学ぶことが、国家試験対策にも、合格後の開拓にも、つながるのです!
※残り3席です!
https://eiyousi.shop-pro.jp/?pid=129902413