2018年1月

2018年 1月 25日

Q.食環境づくりにおける食物へのアクセス面に関する記述である。 人々がどのような食物を求めているか市場調査する。(〇or×)

いきなりですが、問題です!
Q.食環境づくりにおける食物へのアクセス面に関する記述である。
人々がどのような食物を求めているか市場調査する。(〇or×)



この食物へのアクセス、情報へのアクセスの問題が苦手!という声を多く聞きます。
多くの方の場合、食物へのアクセス、情報へのアクセスが食環境づくりだということが抜けています。



食環境づくりとは?
例えばアメリカに住んだら太ったという声を聴いたことはありませんか?
これはまさに、周りに高カロリーのものが増えたという食環境の変化によるもの。
健康な人を増やそうとした時、個人に対して「気を付けて!」という視点も必要ですが、
良い食生活になるように食環境を整えるという視点も重要ですよね。



じゃあ食環境を整えよう!そう考えた時に、どう食環境を整えるのか?
食物へのアクセス、情報へのアクセス。
両方の視点から整える必要があります。
簡単にいうと、
食物へのアクセス:良い食べ物が手に入る環境をつくる
情報へのアクセス:良い情報が手に入る環境をつくる
ということです。



では、上記の問題に戻ります。
「人々がどのような食物を求めているか市場調査する。」
市場調査をすることで、人々がどのような食物を求めているかという情報が手に入るから、情報へのアクセスでは?というご質問をいただきました!
この視点は間違えの視点です。



食物へのアクセス・情報へのアクセスは、「最終的に消費者が受け取るのは」食べ物なのか情報なのかという判断が大切です。
なので、人々が求めている食品を市場調査する→人々のニーズが分かる→それを作って売る→消費者はその食品を得る→食物へのアクセス!となり、答えは〇です。




このような視点が間違えているような場合、自分1人で同じ目線でもう一度学んでも、同じ結果になることが多いです。
このような部分こそ、WEB直前勉強会やDots面談を活用して、目線のズレを治していきたいと思います!

2018年 1月 25日

○○は捨てる!方法について。

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今の時期、方法論に振り回されがちになってしまうことも多いでしょう。
大事なのは、「どの方法でやるのか」ではなく、着地点を「あなたの分からないところを分かるようにすること」に置くことです。
方法論に振り回されるとは、一体どんな例があるのか?

 

例えば解糖系や電子伝達系、糖新生、β酸化などの代謝が分からないとします。
そんなに分からないなら捨てればいい!
他で点数を取ればいい!
そのような方法を耳にしたとします。
素人考え・情報の乏しさの中、その方法を取った時、
以下のような弊害があります。

 

・代謝の問題で点数が取れない
毎年必ず出ています。
しかも1問ではなく、数問も出ています。

・病気の問題にも影響される
例えば代謝が分かっていなければ糖尿病も分からないことにつながります。
捨てるのは代謝の問題だけではないということです。
背景に大量の問題を捨てることにつながります。

・実は点数の取りやすいところ
毎年同じ部分を色んな言い方で出題されているのがこの分野の特徴です。
ただ、理解が乏しい状態では、たくさんの種類の問題が出ているかのように感じます。
理解してやれば点数源となる分野なので、もったいないです。

 

昔、外部でのセミナーを頼まれた時、「受験生は捨てるようなところを教えると喜ぶ」と聞きました。
正直、安易だなと思いました。(もちろんそんなセミナーはしていません。)

 

そんな方法より、覚える事そのものを少なくする
考えて解く問題が増えた今の時代にも適応した勉強法を伝えます。
結局管理栄養士になってから困った!とならないように。
受験生時代は、勉強をしっかりとするチャンスなのですから!

2018年 1月 25日

輸送体についてシェアします!

 

直前勉強会の資料を作りながら収穫があったのでシェアします!

 

直前勉強会の資料内容を決める際、出題率や分かりにくさの他に、バラバラと散って出題されるものに目を付けます。
例えば呼吸商
基礎栄養学で呼吸商そのものの問題も出れば
臨床栄養学で呼吸商を使ってアセスメントをするような問題も出る。
と思っていたら、人体応用栄養学でも出題されている。

 

4科目にも渡って出題されていますし、
呼吸商の理解は他にもつながる大事な部分でもあるので、
今までバラバラと学んできた呼吸商を、呼吸商という1つの目線からスタートして、まとめて学んでおく必要があるな!
という感じです。
要するに資料にする価値があるか!?ということです。

 

同じような理由で、輸送体のリクエストも受け入れて、輸送体の資料作成をしてみてビックリしたのです。
3つのビックリをシェアさせていただきます!

 

ビックリ1.いろんな輸送体が出題されている!
こんなにも出題されていました!
アクアポリン(水チャネル)
イオンチャネル
GLUT (グルコース輸送体)
Na+/グルコース共輸送体(SGLT)
Na+/アミノ酸共輸送体
H+/ペプチド共輸送体
NaP+,K+-ATPase

 

ビックリ2.もっと出題されていました!
上記のGLUTは、GLUT1、GLUT2、GLUT3、GLUT4、GLUT5
SGLTはSGLT1、SGLT2
このようにさらに分類されるだけあり、出題されていました。

 

ビックリ3.聞かれることが多岐にわたっている!
・受動輸送か、能動輸送か
・臓器のどこにいるのか
・どんな働きをしているのか
・薬のこと
本当に、多岐にわたっていました。

 

さらに最近どんどん出題されている。
これは!思ったより資料価値あり!
そう感じました!
ややこしい部分を解析し、図をつくり、2つの学びでサクッと解決する資料をつくりました♪

 

今日お伝えした呼吸商と輸送体の資料は、会場参加の方からリクエストがあったので、WEB直前勉強会(https://eiyousi.net/webtyokuzenlist/)には含まれていませんが、
きっとやりたい方もいらっしゃると思います。
WEB直前勉強会にて満席になったもの・時間の重複で受講できないもののアンコール開催なども多くいただいています。
それと併せて呼吸商や輸送体も、リクエストがあれば検討させていただこうと思っています!
会場の直前勉強会の資料はこちら→https://eiyousi.net/tyokuzenlist/